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二川のアタフタ北京ガイド
飛行機で。
真剣な訴えはすべてを動かす

中国から帰国するとき、きっと荷物でいっぱいなのではないでしょうか?
お茶はもちろん、お茶器もそろえよう、気に入った妙に大きな置物は大事に抱えて帰りたい、ちょっと勉強してみようかな、と書店で本を買い漁ったり、真空パックの北京ダックもはずせないワ!というように。

私は大きなスーツケースと、小さなスーツケース、大きなリュックを背負い、大きなバックを肩にかけ、反対の肩には二胡をかけ、スーツケースだけ預けて当然のように出国ロビーに足を踏み入れようとすると、やはり止められる始末。
お姉ちゃんがつつつーっと寄ってきて、「アナタ、それは荷物が多すぎるわ」と忠告してくる。もちろん自分自身がいちばんよくわかってるので、平然とふんふん頷きながら、マニュアルのとおりに「でも私、留学生で荷物が多いんです。本が多いんです」と訴えはじめた。

留学生の間ではよく知られていることだが、とにかく「学生」であることをめいいっぱい利用する!ことが我々のスローガンでもあったのだ。

しかし、敵もさることながら、日本語が話せるお姉ちゃんを連れてきて、今度は日本語攻撃を開始してきた。
中国語を話しているときは、性格も中国的になる傾向があった私にとっては正に大ピンチというところか。
このままではうまく言いくるめられてしまう!(と思うのも失礼な話で、彼女たちはお仕事上、しかたなくやっているだけなのだ。しかしお金のない留学生は必死である。)

とにかく、日本人に戻ってしまってはこの戦いに勝利することは不可能、と悟り、構わず中国語で機関銃のように訴えつづけた。
すると・・・数分後、お姉ちゃんはもうこの日本人にすっかり呆れ返ってしまったようで、荷物の超過重量に対する追加料金を請求せずに、「もう行きなさい」とため息をついた。

顔の筋力をまったく活用していなかった私は、この時ばかりに満面の笑顔を浮かべ、御礼を言ったものである。

教訓:冗談でやらない、何事も真剣に
    恥を捨てよう
    利用できるものは利用しよう
    涙と笑顔を使い分けよう
    中国を大好きになろう
    (嫌いだったらこんな面倒くさいことやりません)

    とにかく楽しもう!

    そして、私が言うのもなんですが、あまり迷惑にならない ように・・・。結局は平和がいちばんです。
                                 おわり


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レポータープロフィール

HP担当の一人、二川(フタカワ)です。
留学時代、北京で周りからあきれられる行動を多々行い、そのときかけた迷惑と心配をザンゲすべく長々とお話させていただきました。私の馬鹿話はこれでおしまいです。ありがとうございました。


 



 
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