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6つに分かれる中国酒
地方色があふれる、数え切れないほどのお酒。

世界でも古くから酒造りが行なわれた中国では、夏王朝(紀元前21〜16世紀頃)の時代には宮廷で皇帝にお酒が献上されていました。以来、中国では広大な国土の中、風土・気候、各地の発展によって、現在私たちが判別しきれないほど、さまざまに多彩なお酒が造られています。が、それらを大きく分類してみると、次の6つの酒類に分類されます。


1.白酒
中国全土で飲まれる最も親しみのあるお酒。高粱(こうりゃん/中国東北地区などで栽培される穀物)、大麦、米、トウモロコシ、豌豆(エンドウマメ)などを原料とした蒸留酒で、白酒独特の特別な発酵法で造られます。中国酒の80%を占め、それぞれの土地による収穫物、伝統的技法で生産されるため、味わいも風味も地方によって大きく異なります。

2. 黄酒
「老酒」「紹興酒」の名で日本でも親しまれるのが黄酒。もち米、米、麦麹を原料として醸造される醸造酒です。長い期間にわたり熟成させることから「陳酒」「老酒」という名が付きました。全国的に生産されていますが、やや温暖な地方での人気が高く、特に浙江省紹興市は、伝統的技術とすぐれた水源(鑑湖)に恵まれた品質の高い紹興酒で有名になり、「紹興酒」という命名がなされました。他に、同じ醸造法で生産される上海産、福建省産のものがあります。

3. 強精補酒
原料となる動物や植物により、地方色が現れます。広東料理ではトカゲ、ヤモリ、ヘビを浸した強精補酒を造ることで知られ、人参の原産地・吉林省では良質な人参を使ったさまざまな人参酒が生産されています。その他、参酒の動物の陰茎エキスが配合された「至宝三鞭酒」、ワインにすっぽんエキスを加えた「すっぽん酒」などがあります。

4. 薬味酒
加えられる薬科、香料が各地で異なりバラエティーに富んでいます。その中でも特に伝統をもち、全国銘酒にも選ばれているのが「竹葉青酒」。アルコール度70%の最上質の汾酒に、竹の芯芽、数々の薬草を加えて、加糖・熟成して造られています。

5. 果酒
果酒は河北から北が主要な生産地。近年では欧米との技術提携によって、ヨーロピアンスタイルのワインが開発・製造されています。特に、三東省煙台市は、ワイン造りに100年以上の歴史をもち、今では国際的に高い評価を獲得する商品を開発しました。これからも、伝統的な中国酒以外での新しいフィールドのお酒文化開拓へと、大いに期待が寄せられています。

6.白蘭地(ブランデー)
果実を蒸留して造る新しいタイプの中国酒として注目されています。代表銘柄は、「天龍ブランデー」。天津地方で栽培されているマスカット・ハンブルグ種を使い、フランス・マーテル社との技術提携によって生まれました。逸品の呼び名も高い、中国ブランデーの傑作です。


中国酒の特長は・・・
添加物をまったく使用せず、お酒としての純度がたいへん高いこと。
陶器などに貯蔵するためお酒そのものの香りが生かされ(貯蔵器の材質の香りが
移らない)、味わいよく保存されること。
薬効や強壮など、健康にも配慮されていること。

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